【10月24日 AFP】女子テニス、WTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Championships - Singapore 2014)は23日、シンガポールのシンガポール・インドア・スタジアム(Singapore Indoor Stadium)で4日目が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-1、6-1で第5シードのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)を下し、女王の面目を保った。

 前日の試合で第4シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に完敗したセレーナだが、この日は1時間足らずで試合に決着をつけた。

 第1ゲームをブシャールに取られたセレーナだが、その後は11ゲームを連取する圧倒的なプレーで、ザビーネ・リシキ(Sabine Lisicki、ドイツ)の持つ世界記録に迫る時速205キロのサーブを繰り出した。

 ここ16年で最も厳しい敗戦を喫したセレーナだが、翌日には早速コンディションを取り戻し、大会3連覇に向けて軌道を修正した。

「昨日は厳しい結果でしたが、それは忘れる必要がありました」とするセレーナは、「コーチが私に言ったのは、敗退したように思っているかもしれないが、まだ大会は続いているということです」と語った。

 この試合に勝利したセレーナだが、ハレプが第7シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)に敗れれば、ラウンドロビンでの敗退が決まる。ブシャールは、今大会で1勝も挙げることができなかった。(c)AFP/Talek HARRIS