エルサレムで「ひき逃げテロ」 乳児死亡、運転のパレスチナ人射殺
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【10月23日 AFP】中東のエルサレム(Jerusalem)で22日、パレスチナ人の男が運転する車が路面電車の停留所に突っ込み、生後3か月の乳児が死亡、6人が負傷した。運転手の男は現場から逃走した末に警官に撃たれ、搬送先の病院で死亡。イスラエル警察は事件を「ひき逃げテロ攻撃」と呼んだ。
事件は夕方に発生。イスラエルが実効支配する東エルサレムと西エルサレムとの間に位置する「弾丸の丘(Ammunition Hill)」の路面電車停留所周辺にいた人々に、車が猛スピードで突っ込んだ。運転手は、東エルサレム・シルワン(Silwan)地区在住の21歳の男と特定された。家族によると、治安を乱した罪でイスラエルの刑務所で14か月服役し、最近出所したばかりだったという。
エルサレムでは8月にもパレスチナ人の男が運転するショベルカーがバスに突っ込み、イスラエル人6人が死傷する事件が発生している。今回の事件を受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はエルサレム市全域での保安強化を命じた。(c)AFP/ Daphne Rousseau