スウェーデン軍、外国潜水艦に「武力行使も」 目撃情報続く
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【10月22日 AFP】スウェーデン軍のスベルケル・ゲランソン(Sverker Goeranson)最高司令官は21日、先週から同国海軍が捜索を続けている「外国船籍」の潜水艦について、浮上させるためには武力行使も辞さないと表明した。
ゲランソン最高司令官は、ストックホルム(Stockholm)沖で「海中活動が行われている可能性」があり、海軍はスウェーデン領海への侵入者に対応する用意ができていると発言。「われわれが何か発見するか否かにかかわらず、作戦の最も重要な点は、わが国と軍は対策を講じており、こうした活動が領海侵犯だと判断した場合には、それに対応する用意ができているとの極めて明確なメッセージを送ることだ」と述べ、「われわれの目標は、それが何であれ海面に浮上させることにある…必要であれば武力も行使する」と付け加えた。
ロシアの小型潜水艦である疑いが出ているこの潜水艦をめぐっては、さらに2件の目撃情報が寄せられたことも明らかになった。アンデシュ・グレンシュタット(Anders Grenstad)海軍少将によると、5回目となるこの新たな目撃情報は、20日に市民から寄せられた。ただし、少将はこの情報を信ぴょう性のあるものと判断した理由には言及しなかった。(c)AFP/Tom SULLIVAN