セレーナが初戦勝利、膝の不安を払拭する開脚も披露 WTAツアー選手権
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【10月21日 AFP】女子テニス、WTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Championships - Singapore 2014)は20日、シンガポールのシンガポール・インドア・スタジアム(Singapore Indoor Stadium)で初日が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-4、6-4で第7シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)に勝利した。
世界ランク1位のセレーナは、左膝の故障により中国オープン(China Open 2014)を棄権したが、今大会の初戦では、その不安を感じさせない快調なプレーを見せた。
問題の膝にはテーピングもしていなかったセレーナは、軽快にコートを走り回りながら、両脚を大きく開く場面もあった。そして、何度も「カモン!」と叫び、声をからすほどの気合を見せていた。
セレーナは、これまで一度しかやったことがないという開脚について、「練習でもあんなことやらないわ」と明かした。
「練習では、あれほど激しく走ったことはなく、試合のために温存していました。柔軟性はしっかり高めていましたが、それはテニスのためではなくダンスのためで、それが役立ったのだと思います」
大会3連覇と今季の最終ランク1位を目指すセレーナは、試合開始直後は神経質になっていたものの、最後は勝利に自信をみなぎらせていた。
先月の武漢オープン(Wuhan Open 2014)も体調不良により途中棄権していたセレーナは、「失うものは何もない」という気持ちで臨み、WTAツアー選手権では16試合連続となる白星を飾った。
「まったく恐れはありませんし、調子はとてもいいです。今はとにかく、何も失うものはないという気持ちです」と語ったセレーナは、「膝に違和感はありますが、北京の時と比べたら格段に良くなっています。徐々に回復していて、最高の気分です」とつけ加えた。(c)AFP/Talek HARRIS