【10月19日 AFP】ボクシング、WBA世界フェザー級王座統一戦12回戦は18日、米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)のスタブハブ・センター(StubHub Center)で行われ、ニコラス・ウォータース(Nicholas Walters、ジャマイカ)が6回KOでノニト・ドネア(Nonito Donaire、フィリピン)を下し、王座を統一を果たした。

 これまで無敗のウォータースは6回、強烈な右でドネアの左こめかみをとらえると、王者がキャンバスに倒れ込み、2分59秒でカウントアウトとなった。

 この試合を前にこれまで一度もダウンを奪われていなかった31歳のドネアだったが、3回には初めてカンバスに沈められた。

 28歳のウォータースは自身初の世界タイトル戦で通算21度目のKO勝ちを収め、戦績を25勝0敗としている。

 一方、戦績を33勝3敗としたドネアは、自身の今後のキャリアについて見直しが必要だと語った。ウォータースの大きな体躯に対抗できなかったこともあり、階級を下げる可能性を示唆している。

 ドネアは「振り出しに戻らなくちゃならない。ウォータースのような選手たちとは戦えない。圧倒的だった。彼の大きさや力についていけなかった」とコメントしている。

 これまでに複数の階級を制しているドネアは、5月に獲得した同王座の初防衛戦に臨んでいた。(c)AFP