【10月14日 AFP】英下院は13日、パレスチナ自治区を国家として承認する非拘束的な動議を圧倒的賛成多数で可決した。動議は象徴的なもので法的拘束力はなく、英政府の政策にも影響しないものとみられる。

「協議されている二国家共存による解決案を支持するために、イスラエル国家と並んで、パレスチナ国家を承認すること」に対する投票結果は、賛成274、反対12だった。

 中東問題ではスウェーデン政府が、西欧の欧州連合(EU)加盟国として初めてパレスチナを国家として承認する方針と発表したばかりで、イスラエルが激怒した。

 今回の動議を提案したのは野党・労働党の議員で、政府はこの採決の結果に基づいて何らかの行動を取る見込みはなく、パレスチナを国家として承認するのは適切な時期にのみとしている。(c)AFP/Katherine HADDON, Naomi O'LEARY