【10月14日 AFP】シンガポールで、ファストフードチェーン大手ピザハット(Pizza Hut)で持ち帰りピザを注文した女性が、「ピンク・ファット・レディ(Pink Fat Lady、ピンクの服を着た太った女性)」との走り書きが書かれたレシートの写真をフェイスブック(Facebook)に投稿したことから、ピザハットは謝罪と真相究明を約束する事態となった。

 問題のレシートの写真は、12日にアイリ・シー(Aili Si)さんがピザハットのフェイスブックに投稿したもの。持ち帰り注文品が印刷されたレシートの一番下に、「Pink Fat Lady」と読める筆跡がある。レシートの品を注文したアイリさんを特定するためのメモとみられ、アイリさんは自身を「ピンク・ファット・レディ」と表現されたことに傷ついたとピザハットのフェイスブック上で訴えている。「レシートに書かれたように私を表現するなんて、あなた方のスタッフは感じがいいとはいえませんね」

 アイリさんの書き込みは、さらに続く。「一顧客として、私にも他の顧客と同様に基本的な敬意を払った対応を強く望むとともに、ピザハットとそのスタッフから謝罪があることを期待します」

 アイリさんの苦情は、まだ終わらない。「とにかく侮辱されたと感じた。ちょっとばかりサイズが大きいからって、何が悪いの?私は客で、お金を払ってピザを買ったのよ!無料でもらったわけじゃない」

 これに対し、ピザハットはアイリさんに対し「素直に」謝罪するとの声明を発表。経営陣とスタッフからの声明として、レシートの問題は「わが社の企業価値に反して起こったもので、われわれは人々の感情を害する行為や行動は容認しない」との決意表明がなされた。(c)AFP