【10月14日 AFP】日本の男子フィギュアスケートをけん引した高橋大輔(Daisuke Takahashi)が14日、競技からの引退を決意したと発表した。

 2010年バンクーバー冬季五輪で銅メダルを獲得した高橋は、「次は何をするかまだ決めていませんが、引退することを決意しました」と述べた。

「自分の人生を歩んでいくため、まだ残りの人生は長いですが、線を引いて競技から退くことにしました」と語った高橋は、長期にわたり膝の痛みに悩まされ、最近のパフォーマンスにも影響が出ていた。

 女性ファンの間では「氷上のプリンス」と呼ばれることもあった28歳の高橋は、今季のグランプリシリーズ開幕を前に、全国中継された記者会見で引退を表明した。

 日本で最も人気のあるアスリートの一人として、高橋は見事なステップやスピンでジャッジとファンを魅了した。

 高橋は、2006年のトリノ大会から2014年のソチ冬季五輪まで、冬季五輪3大会に出場した。(c)AFP