【10月10日 AFP】韓国軍合同参謀本部は10日、北朝鮮との軍事境界線近くで韓国の反北朝鮮団体が北朝鮮の体制を批判するビラをつけた風船を飛ばしたところ、北朝鮮側から銃撃があり、韓国側も対応射撃を行ったと発表した。負傷者が出たとの報告はない。

 韓国各メディアは軍関係者の情報として、反北朝鮮団体が飛ばした風船目がけて北朝鮮の国境警備兵が発砲したと報じた。このうち何発かが韓国側に着弾し、韓国軍が応射したという。

 厳重な警備が敷かれた軍事境界線の韓国側では、ソウル(Seoul)を拠点とする反北朝鮮団体「自由北韓運動連合(Fighters for a Free North Korea)」のメンバーが北朝鮮の体制を批判するビラ計20万枚を10個の大型風船に載せて飛ばしていた。(c)AFP