FIFA会長選挙に3人目の候補者が出馬か
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【10月9日 AFP】チリサッカー連盟(FFCh)の元会長ハロルド・マイネニコルス(Harold Mayne-Nicholls)氏が8日、国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選で、現会長を務めるジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)氏の対抗馬として立候補する考えを示唆した。
2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の危険性を訴える委員会の責任者でもあったマイネニコルス氏が出馬すれば、ブラッター氏と元FIFA役員のジェローム・シャンパーニュ(Jerome Champagne)氏に続き、3人目の立候補者となる。
マイネニコルス氏は、スポーツウェブサイトのkeirradnedge.comで、「決断は、来年1月28日まで行う必要はない。選挙は5月29日で、まだ10月、11月、12月、そして1月がある」と述べた。
同氏は、「つまり、4か月かけて私に接触してくる人々、そして私が接触する人々をすべて確認し、前進するための最良の策を見極められるようにする」とつけ加えた。
78歳のブラッター氏は、FIFAの役員209人が投票する選挙当日に、圧倒的票数を集めて5選を果たすと見られているが、2010年のW杯開催地選考会で決定した2018年のロシア大会(2018 World Cup)に加えて、カタールに決まった2022年大会については、厳しい議論が巻き起こる事態に直面している。
南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主な支持団体となっているマイネニコルス氏は、同ウェブサイトに対して、「立候補すると決心したら、勝つためにはFIFAのメンバー209の国と地域から105票を集めることが必要だ」と述べた。
「これから戦略を練っていかなければならない中で、CONMEBOLの支持は確かに重要だが、それ(南米の支持)だけでは当選に不十分なので、そこからさらに他の連盟の票獲得を模索していく」
(c)AFP