米国初のエボラ熱患者、テキサスの病院で死亡
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【10月9日 AFP】米国内で初めてエボラ出血熱の診断を受けたリベリア人男性が、入院先のテキサス(Texas)州の病院で8日、死亡した。同病院が発表した。
渡米前にリベリアでエボラ熱に感染したとみられているトーマス・エリック・ダンカン(Thomas Eric Duncan)さんは、同州に住む家族を訪ねるために飛行機で米国入りした後、エボラウイルスへの感染が確認され、ダラス(Dallas)のテキサス・ヘルス・プレズビテリアン病院(Texas Health Presbyterian Hospital)に入院。未承認薬による治療を受けていたが、入院10日後に死亡した。
米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and Prevention、CDC)は、ダンカンさんは訪米後、数日間は発症していなかったことから、同乗の旅客に感染させた可能性はないと発表している。ダンカンさんは、アフリカ大陸外で初めてエボラ熱への感染が確認された患者だった。(c)AFP