モリッシー「がん告白」でファンの間に衝撃
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【10月9日 AFP】1980年代に活躍した英ロックバンド「ザ・スミス(The Smith)」のボーカルで、現在はソロとして活動している歌手モリッシー(Morrissey、55)が、7日のスペイン紙エル・ムンド(El Mundo)のインタビューで抗がん治療を受けていることを明かし、英国のファンたちの間に衝撃が広がっている。
モリッシーのフェイスブック(Facebook)の公式ページには数百件というメッセージが寄せられ、ファンたちは「わたしの世界は崩れ去った」「Mozza(モリッシーの愛称)、早く良くなって何百万人ものファンにインスピレーションを与えて」「いつも彼を愛してきたし、これからも本当に狂おしいほど深く愛していく」などと書きつづった。
現在、欧州ツアー中のモリッシーはインタビューの中で、4度にわたって「がん組織」の切除手術を行ったことを告白し「死ぬときは死ぬものだ」と語っている。
米国ツアーを行っていた今年6月には、呼吸器系の疾患が原因で倒れ、病院に搬送された。残りのツアーについてはキャンセルとなった。また昨年も、出血を伴う潰瘍やバレット食道、さらに2回の肺炎を患い、米国公演の一部をキャンセルしている。
モリッシーが自らの情報を発信する際によく使っているファンサイト「トゥルー・トゥ・ユー(True-To-You)」では、自身の健康については何も発表されていない。
「Heaven Knows I'm Miserable Now」(ヘヴン・ノウズ)などのヒットを生んだスミスでの活動後、1988年にソロデビューを果たしたモリッシーは、インディー・ロック・シーンに大きな影響を与えたと考えられている。(c)AFP