リスバーガー、料理大会は大盛況 英国
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【10月8日 AFP】リスは「よい食料源」となるし、リスの個体数の管理のためにも食料として利用されるべきだと、リスバーガー料理大会の主催者は7日、語った。
レイチェル・トーマス(Rachel Thomas)氏は英イングランド(England)南西部で前週末に開かれた「フォレスト・ショーケース・フード・アンド・ドリンク・フェスティバル(Forest Showcase Food and Drink Festival)」でリスバーガーの料理大会を行った。動物愛護活動家らは怒りの声を上げたが、大会は来場者に盛況だった。
大会の参加者は、ハイイロリスのミンチ肉4分の1ポンド(約115グラム)を与えられ、イマジネーションを膨らませて独創的なバーガーを作った。
トーマス氏によると、リス肉は鶏肉とウサギ肉を組み合わせたような味がする。「肉を食べるなら、リスもいかが?ラムもウサギもかわいい動物なんだから、(リス肉をめぐって)みんなが何に悩んでいるのか私たちにはわからない」とトーマス氏は語った。
またトーマス氏は、「リス肉はとてもよい食料源」と述べ、リスを捕獲して殺処分するのを止めて「食料源として利用するべき」と呼び掛けた。
北米から持ち込まれたハイイロリスはイングランド原産のアカリスよりも繁殖し、現在の個体数の比率は66対1とされている。
英国では一部の店舗でリス肉を取り扱っており、リス肉の料理を提供するレストランもある。だが消費量は少なく、まだまだ非常にマイナーだ。(c)AFP