アジア大会、選手村から7人姿消す 韓国
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【10月8日 AFP】韓国の警察当局は8日、第17回アジア競技大会(17th Asian Games、Asiad)の選手村から姿を消した選手7人の行方を捜していると発表した。選手らは職を求めて選手村を離れたとみられている。
行方が分からなくなっている7選手は、ネパール人選手が3人、スリランカが2人、バングラデシュとパレスチナ自治区の選手が各1人。警察幹部はAFPの取材に「これらの国が出身の労働者が多く居住する地区に情報員を配置」し、不明選手らの情報収集を行っていると語った。
アジア各国から韓国へ来た移民労働者の大半は、首都ソウル(Seoul)の周辺にある仁川(Incheon)広域市や富川(Bucheon)市、安山(Ansan)市などで生活している。
「選手らを発見次第、国外に退去するよう求める方針だ。査証(ビザ)の期限は10月19日だが、彼らは許可なく選手村を立ち去ったからだ」と警察幹部は語った。
東南アジアや南アジアの国々の選手は、韓国や他のアジアの経済大国で開催されるスポーツ大会の際、不法就労を求めて姿を消すことがしばしばある。2002年に韓国の釜山(Busan)でアジア競技大会が開催された際にも16人の選手が姿を消した。(c)AFP