【10月8日 AFP】韓国で今年4月に沈没事故を起こした旅客船セウォル(Sewol)号の運航会社の事実上のオーナーとされる兪炳彦(ユ・ビョンオン、Yoo Byung-Eun)容疑者の長男で、横領罪などで起訴された兪大均(ユ・デギュン、Yoo Dae-Kyun)被告(44)の初公判が8日、韓国で開かれ、検察側は懲役4年を求刑した。

 兪大均被告は、セウォル号の運航会社「清海鎮海運(Chonghaejin Marine)」と関連会社6社から、2002~13年にかけて700万ドル(約7億6000万円)以上を横領した罪に問われている。

 兪大均被告の母親と親族2人も横領容疑で逮捕された。また兪大均被告の姉、ユ・ソムナ(Yoo Som-Na)容疑者(48)は現在、同様の容疑によりフランスで身柄を拘束され、韓国への身柄引き渡しをめぐって争っている。(c)AFP