【10月7日 AFP】米アップル(Apple)から誤って送られてきたとされる新型スマートフォン「iPhone 6」の試作機が、競売サイト「イーベイ(eBay)」に出品され、6日時点での入札価格は1000万円を超えている。

 出品者は商品についての説明で「アップルはこうした端末を決して手放したりはしないが、契約更新の際に私のところに誤って送られてきた」「これは本物だ」と主張している。

 出品されたのはシルバーの64GBモデルで、出品場所はアップルの本社がある米カリフォルニア(California)州となっている。6日朝までに198回の入札が行われ、価格は9万9800ドル(約1090万円)に達した。

 オンラインメディアによると、出品者は米国人の男性。出品されたiPhoneについては、アップルの最新モバイル向け基本ソフト(OS)「iOS 8」ではなく、「スイッチボード(SwitchBoard)」と呼ばれる試験用ソフトウエアの「開発者用モード」で稼働していると説明している。

 また商品の説明には、通話やカメラ機能が正常動作する保証はないとの注意書きがあるが、iTunesアカウントに接続すると、iPhoneとして認識されるとある。入札期限は10月9日となっている。(c)AFP