【10月5日 AFP】フランス北東部アルザスロレーヌ(Alsace-Lorraine)地方のダボ(Davo)村で4日、長期の法廷闘争で結婚の権利を勝ち取った男性と元継母のカップルが結婚する。

 継親と継子の結婚はフランスの法律で全面的に禁止されており、その続柄が解消された場合にも適用されている。この女性エリザベス・ロレンツ(Elisabeth Lorentz)さん(48)と、離婚前に継息子の続柄だった3歳年下のエリック・オルダー(Eric Holder)さんは昨年、裁判所を通じて大統領府エリゼ宮(Elysee Palace)に結婚の権利を申請したものの、結婚が認められないことを再確認する大統領書簡を受け取る結果に終わった。

 しかし今年6月、2人は同地方の裁判所が出した判決でやっと結婚を認められた。検察当局は判決に反対を表明していたものの、控訴しなかった。

 ロレンツさんは「とうとう素晴らしい日がやってきた。同じ状況にあるカップルが他にもいるので、わたしたちがたどった道のりが役に立つことを望んでいる」と語った。

 結婚式には約100人が招待されており、新郎オルダーさんの父親であるロレンツさんの前夫も招かれている。ロレンツさんによると、前夫は「いつもわたしたち2人をサポートしてくれている」という。(c)AFP