【9月30日 AFP】欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)、グループEのマンチェスター・シティ(Manchester City)戦を30日に控えるASローマ(AS Roma)のアシュリー・コール(Ashley Cole)は、チェルシー(Chelsea)時代の元チームメートであるフランク・ランパード(Frank Lampard)と対戦する思いがけない機会を得たことをかみしめている。

 コールとランパードは、昨季終了時に長く輝かしい時代を一緒に過ごしてきたチェルシーから解雇されることになり、両者の対決がもう実現することはないと考えられていた。

 アーセナル(Arsenal)でのプレー経験を持つ左サイドバックのコールは、イタリア・セリエAで現役を続行する道を選択し、元イングランド代表のランパードは、米メジャーリーグサッカー(MLS)に新規参入するニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)からのオファーを受け、欧州サッカー界を去る決断を下した。

 しかし、NYCFCでは2015年のMLS開幕を待つことになり、ランパードはフィットネスの維持を図るため来年1月までシティにローン移籍で加入することになった。すると、昨季のイングランド・プレミアリーグ王者のシティがチャンピオンリーグでローマと同組に入り、両雄が旧交を温める機会が今週巡ってきた。

 コールは報道陣に対して、「ジョー・ハート(Joe Hart)やランパードのような選手たちが対戦相手だなんて最高だ。ランパードと対戦するとは思ってもみなかったよ。僕もランパードも招集されたらうれしいね」とコメントした。

「ランパードなら、どのチームでも戦力になることは誰もが知っている。彼は経験豊かで得点力がある」

「チェルシーを相手にしても得点をした。チェルシーはそれが気に入らなかっただろうし、彼としてもゴールしたことで少し複雑な気持ちになっただろう」

「だけど、彼はプロであり自分の仕事をしなければならない。彼の仕事は得点することだ」

「(自分たちを手放した)チェルシーは間違っているとは思わないし、決断は下された。僕はそれで構わない」

「僕はチェルシーで素晴らしい8年間を過ごせたし、新たな挑戦を本当に楽しんでいるよ」

(c)AFP/Steven GRIFFITHS