【9月29日 AFP】男子テニス、マレーシア・オープン(Malaysian Open, Kuala Lumpur 2014)は28日、シングルス決勝が行われ、大会第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)は7-6、6-4で第4シードのジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau、フランス)に勝利し、大会初優勝を飾った。

 接戦の2セットを制し、錦織はアジア人選手としてこの大会初の優勝者となった。

 錦織は、アジア人選手としては初となる四大大会(グランドスラム)決勝に進出し、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で準優勝を飾って話題となった。

 満員のスタジアムで待ち望まれた一戦は、いきなり17本のラリーが飛び出すなどし、活発な立ち上がりとなった。

 まずベネトーがゲームカウント3-1とリードを奪ったものの、錦織は目覚ましい立ち直りを見せて追いつくと、体を伸ばして卓越したバックハンドボレーを見せるなどし、このセットをタイブレークの末に制した。

 第2セットでは世界ランク8位の錦織は、同28位のベネトーを追う展開となったが、コートを横切るウイナーをたたき込むなどし5-4とリードすると、最後は力のこもったサーブをベネトーがネットに引っかけ、勝負は決した。(c)AFP