【9月28日 AFP】世界保健機関(WHO)は27日、西アフリカで猛威を振るっている史上最悪のエボラ出血熱の流行で、エボラウイルスの感染が確認された6500人以上の人のうち半数近くに当たる3000人以上が死亡したと発表した。

 WHOが公表した最新のデータによると、西アフリカ5か国での感染者は疑い例を含めて6574人に上り、うち3091人が死亡した。今月21日までのデータとして25日に発表された感染者数は疑い例を含めて6263人、死者数は2917人だった。

 WHOは、直近のデータとその前に公表したデータの人数の違いは必ずしもその期間中に新たに感染、または死亡した人の数を示すものではなく、過去に感染・死亡していたことがその間に確認された人が含まれている点に注意するよう、繰り返し訴えている。(c)AFP