イスラム教徒がパリに集結、イスラム国の蛮行に抗議
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【9月27日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」による「野蛮な行為」を非難するため、イスラム教指導者らの呼び掛けに応じたイスラム教徒数百人が26日、パリ(Paris)の大モスク(イスラム礼拝所)周辺に集まった。
フランス人写真家・登山家のエルベ・グルデル(Herve Gourdel)さん(55)がイスラム国と関連のあるアルジェリアの武装組織によって殺害されたことを受け、フランス全土で半旗が掲げられている。集会に参加した人たちはグルデルさんの殺害に抗議した。
フランス国内の約500万人のイスラム教徒を代表する組織、仏イスラム評議会(French Council of the Muslim Faith)のダリル・ブバクール(Dalil Boubakeur)会長は集まった人たちを前に「われわれフランスのイスラム教徒は、野蛮な行為、テロ行為をやめるよう訴える」と述べ、「イスラムは平和の宗教だ。生命の尊重を命じている」と強調した。(c)AFP/Marianne BARRIAUX