PSG、トゥールーズと引き分け勝ち点落とす
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【9月28日 AFP】14-15フランス・リーグ1は27日、第8節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)は1-1でトゥールーズ(Toulouse FC)と引き分けた。
FCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)を控え、PSGはまたしても説得力のあるプレーをみせられなかった。
ローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督が指揮を執る王者PSGは、ウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)に先制点を許すと、ジャン・クリストフ・バエベック(Jean-Christophe Bahebeck)の得点で追いつくのが精いっぱいで、シーズン無敗を守ってはいるものの、公式戦最近5試合で4度目の引き分けに終わっている。
この結果、PSGの対トゥールーズ戦の連勝も10で止まり、首位オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との勝ち点差は1しか縮まっていない。マルセイユが本拠地にサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)を迎える29日の試合で、リーグ6連勝を飾れば、その差はさらに広がることになる。
足首を痛めているズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が2試合連続でメンバーから外れたPSGは、2-0で勝利した24日のカーン(SM Caen)戦から先発を6人変更した。
カーンからPSGに期限付き移籍しているDFセルジュ・オリエ(Serge Aurier)も、この試合で先発復帰した選手の一人だったが、PSGはそのオリエのミスから前半8分に先制を許した。
オリエからGKサルバトーレ・シリグ(Salvatore Sirigu)へのバックパスが短くなると、ベン・イェデルがGKとダビド・ルイス(David Luiz)の間に猛然と割って入り、奪ったボールを角度のない位置からゴールへ蹴り込んだ。
イェデルが昨季を含めたリーグ戦最近11試合で9得点目を決めると、トゥールーズはさらに点差を広げるチャンスを得た。しかし、パフレ・ニンコフ(Pavle Ninkov)のシュートにシリグが対応していたため、無人のゴールに流し込むだけだったアレクサンダル・ペシッチ(Aleksandar Pesic)のシュートは、どういうわけか枠を外れた。
するとPSGは、前半30分過ぎに試合を振り出しへ戻した。マルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)がクイックリスタートで相手DFラインの裏に長いボールを送ると、これを受けたバエベックがGKザカリー・ブーシェ(Zacharie Boucher)の守るゴールを破り、移籍後リーグ初得点を記録した。
それでもPSGから勝てる気配はほとんど感じられず、この日の内容からは、バルセロナを本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)に迎える欧州での戦いに向けて、不安がさらに大きくなるばかりだった。(c)AFP/Andy SCOTT