【9月27日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は26日、5選を目指し、来年5月に行われる会長選に立候補すると表明した。

 ブラッター会長は、「各国の協会や連盟からの(立候補への)求めに応え、FIFAで5期目を務めることを執行委員会に対し表明した」とコメントした。

 78歳のブラッター会長は1998年に会長に就任しているが、ここ数か月は欧州各連盟の役員からの批判が多くなってきている。また、FIFAに巨額の資金をもたらすW杯では、2018年のロシア大会(2018 World Cup)や2022年カタール大会(2022 World Cup)の開催地決定に関して議論が巻き起こっている。

 しかしながら、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長が8月に会長選に立候補しないことを決めたため、ブラッター会長の事実上の自動的な再選への道が開けていた。

 FIFAの会長選は、2015年5月29日にスイス・チューリヒ(Zurich)で開催される総会で投票が行われる。これまでに出馬を表明しているのは、かつてFIFAで事務局長代理などを務めたジェローム・シャンパーニュ(Jerome Champagne)氏だけとなっている。(c)AFP