【9月28日 Relaxnews】最新のデジタル画像の撮影技術と米アップル(Apple)のハードウェアを利用し、視覚障害者が文字テキストにアクセスすることを可能にした画期的なアプリ、「KNFBリーダー(KNFB Reader)」が登場した。

 ユーザーはアップルのモバイル端末向け基本ソフト(OS)「iOS」に搭載された「ボイスオーバー(Voice Over)」機能を通じて、写真を撮ったり、テキストを読み上げた音声を聞いたりすることができる。新聞記事のような複数の段に分割された文章も読み取ることができる。

 文章の長さに制限はなく、点字版が制作されていないとみられる書籍にも対応が可能だ。また、ドキュメントを保存できるほか、インポートやエクスポートすることもできる。

 言語は英、仏、独、伊の各国語のほか、フラマン語を含むオランダ語、スペイン語、ポルトガル語、デンマーク語、フィンランド語、スウェーデン語、ノルウェー語に対応。また、「iPhone(アイフォーン)」の「5C」と「5S」、「6」に加え、今後に発売される新機種にも対応可能だという。OSは「iOS 7」以上が必要だ。

「KNFBリーダー」の価格は99.99ドルとなっている。

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