シエラレオネ、エボラ対策で新たに3県封鎖 120万人を隔離
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【9月25日 AFP】エボラ出血熱のまん延に苦しむ西アフリカのシエラレオネで24日、エボラ封じ込め対策として新たに国内の3県などの封鎖措置が発表された。封鎖は即日執行され、約120万人が実質的な隔離状態に置かれた。
シエラレオネのアーネスト・バイ・コロマ(Ernest Bai Koroma)大統領は24日午後、国民に向けたテレビ放送で北西部ポート・ロコ(Port Loko)、北部ボンバリ(Bombali)、西部モヤンバ(Moyamba)の3県を封鎖すると発表した。
シエラレオネでは既に南東部ケネマ(Kenema)とカイラフン(Kailahun)の2県で封鎖措置がとられていることから、今回の新たな措置によって、封鎖された県は全14県中の5県となった。これでシエラレオネ人口の3分の1を超える人々が自由な移動を禁止されたことになる。
世界保健機関(World Health Organization、WHO)発表の最新統計によると、これまでに西アフリカで確認されたエボラ感染者は約6000人で、その約半数が死亡している。シエラレオネでは感染者が1813人、死者593人となっている。(c)AFP