【9月24日 AFP】国際社会がイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対する軍事行動を強化する中、英国のイスラム教団体はマイクロブログのツイッター(Twitter)上で同組織に戦いを挑んでいる。

「#notinmyname」のハッシュタグ付きで同組織に反対する運動を始めたのは英ロンドン(London)を拠点とするアクティブ・チェンジ・ファンデーション(Active Change FoundationACF)で、同ハッシュタグが書かれたプラカードを持った同団体のハニフ・カディール(Hanif Qadir)会長や若者たちが過激派を非難する映像などが投稿されている。

 ACFはウェブサイトで、英国内でイスラム国に使われる名前「ISIS」を使って「若いイスラム教徒はISISへの抵抗を主張している」、「憎しみのイデオロギーを拒否する君の声を響かせよう」と述べ、イスラム国は「偽りのイスラム教の陰に隠れている」と非難している。

 動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」で再生8万3000回を超えた映像では、冒頭で色鮮やかなスカーフを身に着けた女性が「ISISはイスラム教でもイスラム教徒の代表でもありません」と述べ、続いて複数の若者が「なぜなら、あなたたちがしていることは非人道的だから」「罪のない人々を殺しているから」と述べ、さらにカディール会長が、「あなたたちには慈悲の心がないから」と語っている。(c)AFP