ビンラディン容疑者の義理息子に終身刑、米連邦地裁
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【9月24日 AFP】米ニューヨーク(New York)連邦地裁は23日、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の元最高指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama Bin Laden)容疑者の義理の息子で、同組織の報道官を務めていたスレイマン・アブガイス(Suleiman Abu Ghaith)被告(48)に対し、米市民にとって引き続き大きな脅威であることに変わりはないとして、終身刑を言い渡した。
クウェート国籍を持つアブガイス被告に対しては今年3月、同連邦地裁の陪審団が、米国民の殺害を企てテロリストに物資を供与したとして有罪の評決を下していた。
ルイス・カプラン(Lewis Kaplan)判事は、3000人近い犠牲者を出した2001年9月11日の米同時多発テロについてアブガイス被告が改悛(かいしゅん)の情を示していない上、「私の目には、米国民殺害というアルカイダの使命を実行するためには何でもするという意志が見える」と指摘。「被告の行為は最高刑に値する」と断じた。
一方、アブガイス被告の弁護団は上訴の構えを示している。(c)AFP/Brigitte DUSSEAU