【9月22日 AFP】イラン・メディアは21日、中国海軍の艦艇2隻が、イランのバンダルアバス(Bandar Abbas)港に到着したと報じた。中国海軍の艦艇がイランを訪問するのは今回が初めてとなり、両国関係の緊密化を改めて示す形となった。

 現地メディアの報道によると、艦艇編隊は4日間の訪問で、海難事故での捜索および救出の合同訓練を実施するという。ペルシャ湾を挟んだ対岸のバーレーンには米海軍第5艦隊(US Fifth Fleet)の基地がある。

 イラン海軍はここ数年、海賊による攻撃から商船を護衛する活動をアデン湾(Gulf of Aden)で展開しており、その存在感は国際舞台で増している。

 イラン海軍の中国訪問はこれまでにもあったが、中国海軍のイラン訪問は今回が初めてだ。

 近年、イランと中国は経済関係をより緊密化させ、貿易の規模も大きくなっている。イランにとって中国は最大の貿易相手国だ。(c)AFP