世界各地で気候変動対策求めデモ、著名人らも参加
このニュースをシェア
【9月22日 AFP】気候変動対策を求めるデモ行進やイベントが21日、米ニューヨーク(New York)など世界2500か所で行われ、著名人や有力な政治家などが参加した。
この種の抗議行動では史上最大になると主催者が期待するニューヨーク6番街(Sixth Avenue)のデモ行進には、米俳優で環境活動家のレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)さん、アル・ゴア(Al Gore)元副大統領、国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長、ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)・ニューヨーク市長らが参加した。
野球帽に「私は気候変動対策を支持します」と書かれたTシャツを着た潘事務総長は、2015年までにニューヨーク市の温暖化ガス排出量を2005年比で80%削減するとのデブラシオ市長の発表を賞賛した。
英ロンドン(London)では、気候変動の脅威を火星人侵略になぞらえた英女優エマ・トンプソン(Emma Thompson)さんを含め、推定4万人が中心部のトラファルガー広場(Trafalgar Square)と国会議事堂(Houses of Parliament)前を通るパレードに参加した。
一連のデモ行進やイベントは、国連総会に合わせ23日に開催される潘事務総長主催の気候変動サミットに先立ち行われたもの。仏パリ(Paris)では警察の推定で5000人近くが抗議行動に集まり、その多くは自転車で参加した。スペインの首都マドリード(Madrid)や、オーストラリアのケアンズ(Cairns)やシドニー(Sydney)、インドの首都ニューデリー(New Delhi)でも同様のデモが行われた。(c)AFP/Jennie MATTHEW