UEFA、脳振とうから選手を守る新規則を決定
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【9月19日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は18日、ピッチ上のアクシデント後にプレーし続けることで起こりうる脳振とうを防ぐための新規則を導入すると発表した。
スイス・ニヨン(Nyon)で行われたUEFAの理事会後に同連盟のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)事務局長は「新たな手順は、われわれの全ての大会において即時実施される」と発表した。
「脳振とうを招く危険のある出来事があった場合、主審は試合を3分間まで止めることが可能となり、その間に負傷した選手はチームドクターの診断を受けることが可能となる。選手は、プレー継続が可能であるというチームドクターから審判への明確な認定があれば、プレー続行が認められる」
またインファンティーノ事務局長は、国際サッカー連盟(FIFA)も来週行われる会合で同様の規則を決定する見込みだと明かしている。
昨シーズンやW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で、頭を激しく打った選手がそのまま試合を継続する場面が多く見られたことから、措置を講じるように求める声が上がっていた。
イングランドサッカー協会(Football Association、FA)は先月、プレミアリーグの試合で脳振とうが疑われる選手を強制的に交代させる新たな規則を設けている。(c)AFP