アジアの女子テニスを率いてきた李娜が引退か、中国報道
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【9月18日 AFP】四大大会(グランドスラム)2勝を誇る女子テニスの李娜(Na Li、リー・ナ、中国)が、引退する意向を示しているという。18日、地元メディアが報じた。
中国中央テレビ体育チャンネル(CCTV-5)は、内部情報として、32歳の李が故障による引退を19日にも表明するつもりだと伝えている。
CCTV-5は、公式ミニブログで「内部の情報によれば、李娜は9月19日に引退を正式に発表する予定だ」と報じた。
「身体的な問題で現役続行が不可能になったため、引退することになったという」
CCTV-5は情報源を明かしておらず、マネジメント会社IMGの北京(Beijing)支社はAFPに対し、李のマネジャーは打ち合わせ中で、確認が取れないと話している。
1月に全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)を制した世界ランク6位の李だが、膝の故障により7月からツアーに参戦できていない。
李は、地元の武漢(Wuhan)で開催される武漢オープン(Wuhan Open 2014)で復帰する予定となっていた。しかし、自身に大きな影響を与えたカルロス・ロドリゲス(Carlos Rodriguez)コーチとは、7月初めに師弟関係を解消していた。
2011年の全仏オープン(French Open 2011)を制し、一躍アジアのスター選手になった李は、アジア開催の大会を増やすために尽力するなど、女子テニス協会(Women's Tennis Association、WTA)にも貢献してきた。(c)AFP