大学襲撃で13人死亡、ボコ・ハラムか ナイジェリア
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【9月18日 AFP】ナイジェリア北部にある同国第2の都市カノ(Kano)の大学で17日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の戦闘員とみられる複数の自爆犯と警察との銃撃戦があり、少なくとも13人が死亡、34人が負傷した。警察が発表した。
カノ州警察幹部はAFPの取材に、武装した男らが連邦教育大学(Federal College of Education)構外で警察と銃撃戦となった後、構内に突入したと語った。「彼らは明らかに自爆犯だ。警察官が武装集団の1人に向けて発砲したところ、男は身につけていた爆弾が爆発してその場で死んだ」「もう1人も射殺された。武装した男らにより13人が殺害され、34人が負傷して病院に運ばれた」と語った。
犠牲者のほとんどは講堂にいた。武装した男2人は講堂に侵入し、学生に向けて発砲。近くで昼食中だった学生は、黒い服装の犯人らが女学生全員に伏せろと叫ぶ場面を目撃したと語った。男らはくだけた英語で「ボコ・ハラムなんて存在しない、と言っているのはお前らじゃないのか」と叫んでいたという。
カノではここ数か月、教育機関を狙った自爆攻撃が相次いでおり、イスラム教徒が多数派のナイジェリア北部で「西洋の教育」に反対し5年間にわたり武装闘争を繰り広げる過激派組織のボコ・ハラムの犯行とみられている。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR