「バチカン車両」からコカインと大麻、運転していたのは…
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【9月17日 AFP】フランス国内を走行していた、ローマ法王庁(バチカン)の外交官用のナンバープレートを付けた車から、コカイン4キロと大麻200グラムが見つかった──。
この車の所有者は、アルゼンチンのホルヘ・メヒア(Jorge Mejia)枢機卿(91)。しかし、ローマ法王庁の名誉司書である同氏は、2003年に引退し、現在は寝たきりになっている。
麻薬発見当時、この車を運転していたのは、定期点検のために同枢機卿の私設秘書から車を預かっていたというイタリア人の男ら2人。
RTLラジオによると、2人は外交官ナンバープレートが隠れみのになると考え、麻薬購入のためにスペインへと向かったと伝えられているが、詳細についてはまだ明らかになっていない。
麻薬を購入し帰路についていた2人は14日、仏アルプスのシャンベリ(Chambery)近郊の料金所で身柄を拘束されている。
司法関係者によると、2人ともバチカンの外交官パスポートを所持していなかったことから、バチカンの直接的関与は考えにくいという。バチカン側もこれを否定している。
フランシスコ(Francis)法王は、アルゼンチン人の同胞として、法王選出の2日後に伊ローマ(Rome)の病院に入院中のメヒア氏を見舞っている。(c)AFP