【9月17日 AFP】オーストリアでスピード違反の取り締まりを行っていた交通警察官(58)の近くで「肥やし爆弾」が爆発し、この警察官はふんまみれになる憂き目にあった。

 同国南部ケルンテン(Carinthia)州警察が16日に明らかにしたところによると、この「爆弾」は、路上に張られた針金に引っかかるとどろどろのふん尿が入ったバケツが爆発する仕組み。警察がよくスピード違反取り締まりを実施する場所に仕掛けられていた。肥やし爆弾が爆発したとき警察官は3メートルほどの距離にいて被害にあった。

 警察は、爆弾は取り締まりに腹を立てたドライバーが警察に恥をかかせようとして仕掛けたものとみて危害を加える意図はなかったと考えているが、「もっと警察官に近いところで爆発していたら、あるいは子供が爆弾を爆発させていたらどうなっていたことか。考えるのも恐ろしい」と話している。(c)AFP