【9月16日AFP】黄色いアヒルの巨大アート作品「ラバー・ダック(Rubber Duck)」で有名なオランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマン(Florentijn Hofman)さんが制作した巨大なウサギのアート作品が、台湾北部・桃園(Taoyuan)の展示会場で発生した火事により一部が消失した。主催者が15日発表した。

 発表によると、展示エリアで発生した火事の火が燃え移り、左手と左耳、さらには胴体の一部が焼失したという。詳細については現在調査中だが、当局は解体作業に使われたトラックのエンジンがオーバーヒートしたことから火事が起きたとみている。

 笑顔を浮かべたウサギの全長25メートルのアート作品は、耐水性の紙や木材、ポリエステルが材料として用いられ、展示終了後には全てリサイクルされる予定だった。14日までの展示期間中、200万人以上の観客が作品を見に会場を訪れたという。(c)AFP