イスラム国、「英国人の人質を処刑」 動画公開
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【9月14日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は13日、中東で援助活動に従事し、2013年3月にシリアで拉致されていた英スコットランド(Scotland)出身のデービッド・ヘインズ(David Haines)氏(44)を処刑したと主張した。
イスラム国は、覆面をした戦闘員がヘインズ氏を斬首する場面を撮影したとする2分27秒の動画を公開。「米国の同盟国へのメッセージ」と題されたこの動画の中で、イラク国内でイスラム国への空爆に踏み切り、イスラム国とは「戦争状態」にあるという認識を示した米政府と歩調を合わせるデービッド・キャメロン(David Cameron)英首相を非難し、別の英国人の人質も殺害すると脅迫した。この動画は米監視団体「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」のウェブサイトで見ることができる。
イスラム国はいずれも米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー(James Foley)氏とスティーブン・ソトロフ(Steven Sotloff)氏を殺害する場面の動画をそれぞれ先月19日と今月2日に公開しており、ここ数週間で同様の方法で殺害されたのはヘインズ氏で3人目。イスラム国はソトロフ氏殺害の動画の中で、次はヘインズ氏を処刑すると脅迫していた。ヘインズ氏を殺害した男は、フォーリー、ソトロフ両氏を殺害したのと同一人物の可能性がある。(c)AFP