【9月12日 AFP】厚生労働省は12日、9月1日現在の国内100歳以上の高齢者人口は44年連続で増加し、過去最多の5万8820人となったと発表した。前年比で4423人増で、87.1%が女性だった。人口10万人のうち46.21人が100歳以上という計算になる。

 女性の最高齢者は大阪在住の大川ミサヲ(Misao Okawa)さんで116歳。男性の最高齢者は埼玉在住の百井盛(Sakari Momoi)さんで111歳。2人とも、それぞれ男女の世界最高齢者としてギネス世界記録(Guinness World Records)に認定されている。

 100歳以上の高齢者は統計を取り始めた1963年には153人だったが1998年には1万人に達し、以降は年3000~4000人のペースで着実に増え続けてきた。

 その主な要因として厚労省関係者は、医療技術の進歩と高齢者の健康状態の改善を挙げた。

 2013年の日本人の平均寿命は女性が86.61歳で世界最高、男性は80.21歳で世界第4位だった。(c)AFP