【9月12日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)は11日、スペインで準決勝が行われ、米国が96-68でリトアニアを下し、大会連覇にあと一歩まで迫った。

 米国はカイリー・アービング(Kyrie Irving)が18得点、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)とジェームス・ハーデン(James Harden)が16得点、ステフェブン・カリー(Stephen Curry)が13得点を記録し、2010年のトルコ大会準決勝でも対戦したリトアニアを退けた。

 米国はこれで通算8回目の決勝進出を果たし、通算5度目の優勝がかかる14日の決勝では、準決勝もう1試合のセルビア対フランスの勝者と対戦する。

 世界選手権で最後に連覇を達成したのは、1998年大会と2002年大会で優勝した旧ユーゴスラビアで、2002年大会で通算5度目、そして同国最後のタイトルを獲得している。

 リトアニアは、ミンドウガス・クズミスカス(Mindaugas Kuzminskas)が15得点を挙げる活躍をみせると、ヨナス・バランシウナス(Jonas Valanciunas)も15得点、アダス・ユスケビシウス(Adas Juskevicius)が12得点を記録した。

 21ターンオーバーを記録したリトアニアは、13日に行われる3位決定戦で、残る準決勝の敗者と対戦する。

 リトアニアは、序盤こそ米国と互角に戦い、一時は13-10とリードしたが、米国はそこから8得点を記録し18-13で逆転に成功すると、第1クオーターを21-16で終えた。

 第2クオーターに入ると、クズミスカスなど数少ない得点源が食い下がったリトアニアに対し、前回王者の米国はリードを広げ、前半を43-35で折り返した。

 そして迎えた後半、第3クオーター開始直後から10得点を記録した米国は、その後も18-4の猛攻でリトアニアを突き放し、同クオーター終了時には76-49と大差をつけると、最後までリトアニアの追随を許さなかった。(c)AFP