不正疑惑のオーストラリアが怒りの反論
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【9月10日 AFP】オーストラリアバスケットボール連盟(Basketball Australia)は9日、FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2014)の試合で、故意に負けた可能性があるとして国際バスケットボール連盟(FIBA)から調査を受けている疑惑について断固否定し、申し立ては「侮辱」であり、「明らかに間違っている」と主張した。
FIBAは8日、オーストラリアが米国との対戦を避けるため意図的に負けた疑いがあるとして、同国が83-91で敗れたワールドカップ・グループDのアンゴラ戦について調査を開始した。
しかし、連盟は9日遅く、「バスケットボール・オーストラリアは、オーストラリアン・ブーマーズ(バスケ同国代表の愛称)が、2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップのオーストラリア対アンゴラ戦において、結果を操作する当事者であった可能性を断固として否定します」と述べた。
「ブーマーズはアンゴラ戦で勝ちにいった。単純明快です。不正があったとの主張は多分に憶測の要素が強く、オーストラリアのスポーツ文化、そして今大会を通して全力を尽くしているわれわれのチームへの侮辱です。主張は明らかに間違っています」
4日にグラン・カナリア(Gran Canaria)で行われたアンゴラ戦で、オーストラリアはジョー・イングレス(Joe Ingles)とアロン・ベインズ(Aron John Baynes)という主力2人を出場させなかったが、バスケットボール・オーストラリアは、選手の休養のためであり、医療スタッフの助言という裏付けもあると話した。
オーストラリアは7日の決勝トーナメント1回戦でトルコに64-65の敗戦を喫し、大会から姿を消している。(c)AFP