【9月9日 AFP】インドネシアのアチェ(Aceh)州で、絶滅のおそれのあるスマトラゾウ2頭の死骸が見つかった。地元警察が8日、発表した。

 警察によると、2頭の死骸はそれぞれ5日と7日に別々の場所で見つかった。2頭とも牙は切断されて無くなっていたという。5日に見つかった個体のふんからは毒が検出されており、警察は密猟者が毒殺した上で象牙を切除したとみて捜査を進めている。

 国際自然保護連合(International Union for Conservation of NatureIUCN)によると、野生のスマトラゾウの個体数は現在3000頭以下で、1985年から約5割減少している。(c)AFP