【9月9日 AFP】アフリカ中部・ブルンジの首都ブジュンブラ(Bujumbura)にあるキリスト教の修道院で先週末、高齢のイタリア人修道女3人が何者かに強姦(ごうかん)された上で殺害される事件があった。地元警察が8日、明らかにした。

 警察によると、被害者3人のうち2人は7日午後に刺殺された。犯人は、さらに2人の遺体を岩でめった打ちにして逃亡した。イタリア当局は、2人の身元をローマ・カトリック教会の修道女、オルガ・ラスキエッティ(Olga Raschietti)さん(83)とルチア・プリチ(Lucia Pulici)さん(75)と特定している。

 さらに同じ修道院で翌8日未明、別の修道女も殺害された。遺体には殴打された痕があり、頭部が切り落とされていたという。ほかの修道女らの話から、この修道女はベルナデッテ・ボッジャ(Bernadette Boggia)さん(79)と判明した。

 伊パルマ(Parma)教区は、3人が強盗未遂事件で殺害されたとしている。一方のブルンジ警察は、修道院で金銭が奪われていないことから殺害の動機は不明としている。

 ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王は事件を受け、3人の死を悼む声明を発表した。(c)AFP/Esdras NDIKUMANA