【9月8日 AFP】ポーランド南部ヘンチニ(Checiny)で先週末、火星探査用に開発されたロボットたちのコンテストが開催された。

「欧州ローバー・チャレンジ(European Rover Challenge)2014」と呼ばれる同コンテストでは、自分たちのロボットが火星の山々やごつごつした地表にも耐えられることを証明しようと、コロンビア、エジプト、インドなど各国から開発者が参加。

 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機に負けじと開発されたロボットたちは、火星の地表を再現した場所で、地表探査、負傷した宇宙飛行士の救助、地表サンプルの収集、生命体の捜索という4つの課題に挑んだ。

 ポーランド南部のヴロツコワ技術大学(Wroclaw University of Technology)から参加した学生(21)は「私たちのロボット『スコーピオ4(Scorpio 4)』もついにこのコンペに参加できる」と、AFPに語った。

 同大のチームが開発したロボットは昨年、NASAが米ユタ(Utah)州で開催した国際コンテスト「世界大学ローバー・チャレンジ(University Rover Challenge)」で2位に輝いた。1位はポーランド東部ビャウィストク(Białystok)の学生チームだった。「2位になったことで、私たちは開発にもっと熱心になった」といい、企業からの支援も期待している。(c)AFP