セレーナとボズニアツキ、全米のタイトルを懸けて親友対決へ
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【9月7日 AFP】全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)女子シングルス決勝は、仲の良いセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)にとって、どのような戦いになるのだろうか。相手への思いやりが、試合に影響をもたらすことはあるのだろうか。
今年の全仏オープンテニス(French Open 2014)で早期敗退を経験した両選手は、マイアミ(Miami)で一緒に休暇を過ごすなど非常に仲が良く、ボズニアツキはセレーナを「楽しい女性。一緒に過ごすのには最高よ」と評している。
ボズニアツキは、「いつも私を笑わせてくれるし、周りの人も自然と笑顔になっているの」としながらも、「私は勝つためにコートに立つ。だから、ネットの向こうが誰であろうと関係ないわ」と話している。
両選手は、全米オープンの組み合わせが決まった段階で、決勝での対戦を予期していたという。
「大会が始まったとき、『組み合わせ表の逆サイドにいるから、決勝で対戦できると良いわね』と言い合っていたの。実現すれば最高だと思っていたわ」
セレーナとボズニアツキにとって、全米オープンのタイトルを懸けてのモチベーションは異なる。
昨年大会(The US Open Tennis Championships 2013)で四大大会(グランドスラム)17回目の優勝を飾ったセレーナは、クリス・エバート(Chris Evert)氏とマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏が持つメジャー18勝の大記録を見据えている。
一方のボズニアツキにとって、今大会は初のグランドスラム制覇を懸けた戦いで、世界ランク1位に立ったときも、このタイトルを手にすることはできなかった。
2009年に全米オープン決勝でベルギーのキム・クライシュテルス(Kim Clijsters)に敗れたとき19歳だったボズニアツキは、「私たちの目標はもちろん違う。お互いにいろいろあるわ」とコメントしている。