ミャンマーが「電子ビザ」導入、年間旅行者500万人目指す
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【9月7日 Relaxnews】2015年に国内を訪れる外国人旅行者を500万人にまで引き上げる目標を掲げているミャンマー政府は今月1日から、オンラインで観光ビザを申請、取得できる「e-Visa」サイトの運用を開始した。
キン・イー(Khin Yi)移民・人口問題相によると、このサイトからの申請が認められるのは、米国や英国、中国、日本、北朝鮮をはじめとする41か国の旅行者。ヤンゴン国際空港(Yangon International Airport)から入国する人が対象となる。
ビザは入国から28日間有効で、取得にかかる料金は50ドル(約5300円)。申請から許可証の発行までは、5日間となっている。
ミャンマー政府は「e-Visa」システム導入に約1700万ドル(約18億円)を投じた。すでに経済開放政策に転じたとはいえ、数十年に及んだ軍事政権の下で周辺国より技術発展が遅れてきた同国にとって、このシステムの稼働は電子政府機能の拡大に向けての一歩前進といえる。
■目標は年間500万人
ミャンマーは2011年以降、一連の民主化政策を推進。長きにわたって未知のフロンティアとされてきた同国には、数多くの旅行者が訪れるようになった。
ホテル・観光省によると、同国を訪れた外国人旅行者は昨年、約200万人に達した。今年はそれを上回ると見込んでいる。また、主要な政府戦略の一環として導入した「e-Visa」システムの稼働で、来年は500万人にまで増やすことを目標としている。
頻繁に発生する停電や電力系統故障に悩まされる同国だが、このシステムには問題が起こらないよう、バックアップ体制が整えられているという。
観光ビザは、以下のサイトから申請が可能だ。 http://evisa.moip.gov.mm
(c)Relaxnews/AFPBB News