【9月7日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)は7日、北朝鮮当局に身柄を拘束されている米国人観光客マシュー・ミラー(Matthew Miller)氏の裁判が今月14日に行われると伝えた。

 KCNAは、「最高裁は関係機関の起訴状に基づき身柄拘束中の米国人マシュー・ミラーについて今月14日に審理することを決定した」と伝えた。これ以上の詳しい情報は明らかにされていない。ミラー氏は今年4月に北朝鮮への入国審査中に観光ビザを破り捨てて亡命を求め、当局に拘束されたとされている。 

 北朝鮮政府は今年7月、ミラー氏と、同じく北朝鮮で拘束されている米国人ジェフリー・ファウル(Jeffrey Fowle)氏の2人を「敵対行為」に関連する罪で裁判にかけると発表していたが、詳しい罪状は明らかにしていない。

 北朝鮮に拘束されているミラー、ファウル両氏とケネス・ベ(Kenneth Bae)氏の3人の米国人は1日、北朝鮮当局者が目を光らせる中で行われた米CNNテレビとのインタビューで、特使を北朝鮮に派遣して解放に向けて交渉を行ってほしいと米政府に訴えていた。(c)AFP