【9月7日 AFP】南アジアで影響力を強めている中国に対抗すべく3日間の日程でバングラデシュとスリランカの南アジア2か国を歴訪中の安倍晋三(Shinzo Abe)首相は6日、バングラデシュを訪問し、首都ダッカ(Dhaka)でシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相と会談した。

 ハシナ首相は会談後の記者会見で、日本が「バングラデシュの開発プロセスを継続的かつ強力に支援していること」を考慮して、国連安保理(UN Security Council)非常任理事国選挙への立候補を取り下げ、日本の非常任理事国入りを支持すると述べた。

 バングラデシュは長年、国連安保理の非常任理事国を目指してきた。しかし同国の政府当局者らは、複数の重要インフラ整備計画に日本が投資することを受けて、この方針を転換したと述べた。

 日本の首相がバングラデシュを訪問したのは14年ぶり。安倍首相は7日に日本の首相としては24年ぶりにスリランカを訪問し、マヒンダ・ラジャパクサ(Mahinda Rajapaksa)大統領と会談する。(c)AFP/Kamrul Hasan Khan