【9月6日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のスター選手だったシャキール・オニール(Shaquille O'Neal)氏は現役時代、バスケットボールのコート上で戦っていたが、現在は米フロリダ(Florida)州の街で犯罪に立ち向かおうとしている。

 フロリダ州ドラール(Doral)の広報担当者はAFPに対し、身長216センチで将来の殿堂入りが確実視されているオニール氏が、予備警察官としての登録を申請したことを明らかにした。

 広報担当者によると、「シャック(Shaq)」の愛称で親しまれているオニール氏は3日に申請書を提出し、今後は身元調査を受けることになるとしている。

 担当者はまた、従来の手順通りにいけば、42歳のオニール氏は心理テストと体力テストも受けることになり、それらをクリアすれば警察官になれるとしている。

 ドーラルはマイアミ(Miami)の中心部から約19キロメートル離れた位置にある。

 NBAファイナル制覇4度の実績を誇るオニール氏は、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)、マイアミ・ヒート(Miami Heat)、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)などに在籍したあと、2011年に現役を引退した。

 オニール氏は現役引退後、NBAの試合解説者としてテレビ番組に出演している。

 オニール氏は過去にも警察官として働いた経験があり、地元メディアによると、約10年前に短期間ながらマイアミ・ビーチ警察の予備警官を務めていた。(c)AFP