【9月5日 AFP】ボスニア・ヘルツェゴビナ中部の都市ゼニツァ(Zenica)にある炭鉱で、地震によるガス爆発および落盤があり、事故発生から16時間以上たった5日の時点で34人の作業員が坑内に閉じ込められたままとなっている。

 炭鉱の運営会社幹部はメディアに対し、2つの坑道で落盤事故が発生し、救助隊は作業員が閉じ込められている坑道にたどり着くため、夜を徹して救出活動を続けていると語った。

 また、「坑内にいた56人の作業員のうち、22人は無事に地上へと生還したが、今も34人が閉じ込められている」と述べた。

 労働組合の幹部によると、作業員たちはガス爆発による崩壊を免れた地下約600メートルの坑道に避難しているという。

 同国の国営放送BHRTの報道によると、グリニッジ標準時(GMT)の4日午後2時半(日本時間同11時半)、首都サラエボ(Sarajevo)の北西53キロでマグニチュード3.5の地震が発生した。(c)AFP