韓国国防長官宛てに脅迫状と包丁、北朝鮮の関与を捜査
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【9月5日 AFP】韓国当局は5日、韓民求(ハン・ミング、Han Min-Koo)国防部長官宛てに「処刑」をほのめかす脅迫状が送られ、警察と軍が合同捜査を開始したことを明らかにした。
国防部によると、脅迫状は包丁とともに韓長官宛ての小包に入っていた。先週、小包の包装が破れていたことから包装しなおそうとした郵便配達員が発見したという。
国防部の報道官は、AFPに対し「捜査を通じ、北朝鮮による関与の有無を調べているところだ」と語った。国防部によれば、北朝鮮はこれまでにも韓長官に対する脅迫を繰り返してきたという。
手紙の内容は、韓長官とその家族に罰を与えると脅迫し、北朝鮮に対する姿勢が強硬だとして韓長官を非難するものだった。差出人は「国際和平行動団」となっていたが、国防部によると実在しない団体という。
手紙はさらに韓長官が「朝鮮半島に核戦争の火の雲」をもたらしていると批判。同封されていた包丁には赤い字で、片側に「韓民求」、もう片側に「処刑」と書かれていたという。(c)AFP