【9月5日 AFP】英国からの報道によると4日、ロンドン(London)北部エドモントン(Edmonton)の住宅の裏庭で、首を切り落とされた女性の遺体が見つかった。警察はテロとは無関係と発表している。

 警察によると、4日正午ごろ、刃物を持った男がイヌかネコを襲っているとの通報が地元住民からあり、駆けつけた警察官がパルミラ・シルバ(Palmira Silva)さん(82)の遺体を発見。殺人容疑で男(25)を逮捕したという。

 報道によれば被害者の女性は首を切り落とされており、なたが殺害に使用されたとの情報もあるが、警察発表ではどちらについても確認されていない。

 男が裏庭づたいに住宅の間を逃走したため、警察は一時、住民を避難させた。目撃者の男性(19)は「最初はパトカー2台だったのが、あっという間に20台になった。警官には『すぐに逃げろ』と言われた。男が庭づたいに逃げていると言っていた」と証言した。

 ロンドン警視庁(Scotland Yard)では、シルバさんが襲われる直前に同じ通り沿いの別の家で2人が襲撃された件についても捜査している。この2人は無傷で逃げることができたと現時点ではみられている。

 ジョン・サンドリン(John Sandlin)主任警部は「白昼、住宅街での非常に目立つ事件だ。動機を推測するのは時期尚早だが、入手済みの情報からテロリズムとは無関連だとは言える」と述べた。(c)AFP